2日 単行本『ミノタウロス現象』潮谷 験 KADOKAWA
『スイッチ 悪意の実験』で第63回メフィスト賞を受賞した 潮谷 験 先生の新刊
モンスターパニック × 不可能犯罪
怪物のいる世界で殺人事件の容疑者になった主人公は、容疑を晴らすため事件解決に動く
パニック系と本格ミステリのどちらも好きなので、その二つを組み合わされたら読むしかない!
不可能犯罪にモンスターパニックという現象がどう関わるのか楽しみ
6日 文庫『奇岩館の殺人』高野 結史 宝島社
孤島に建つ奇岩館にて開催された「リアル マーダー・ミステリー」
『探偵役』のために催されたこの推理ゲームでは、実際に殺人が行われる――
古典ミステリーになぞられ次々と起こる殺人事件
ゲームを終わらせるには『探偵役』を見つけなければならない……!
犯人ではなく『探偵』を探すというところに惹かれる。面白そう
おそらく、探偵≠犯人 だと思うのだが、そもそも探偵を探すより犯人を推理した方が早くないか? 探偵を探してからじゃないと犯人を見つけられない事情があるのか?
どんな物語の構造になっているのか今から楽しみだ
15日 文庫『黄土館の殺人』阿津川 辰海 講談社タイガ
館四重奏シリーズの第三作目
自然災害が原因で出来上がったクローズドサークルがコンセプトのシリーズ
地震による土砂災害により孤立してしまった荒土館
殺人を企む男は、復讐相手の住む荒土館への侵入を阻む土砂の前で途方に暮れていた
そんなとき、土砂の向こう側から男へと交換殺人を申し入れる声が届く――
同じころ、名探偵の葛城と引き離され、孤立した荒土館に滞在することになった僕
次々と起こる殺人事件の中、葛城のいない荒土館で生き残れるのか……!
待ちに待ったシリーズ新作!
落雷での山火事、台風での洪水ときて、今度は地震での土砂災害
しかも、交換殺人に探偵の不在とかなり要素を詰め込んでいる
2月はこれが一番楽しみ。早く読みたい!
15日 単行本『帝国妖人伝』伊吹 亜門 小学館
『刀と傘』にて第19回本格ミステリ大賞を受賞した 伊吹 亜門 先生の新刊
全5話の連作短編集
明治
尾崎紅葉に師事する那須川二坊は、作品へのネタ探しのため与太話に耳を傾ける
どうやら徳川公爵邸に泥棒が入ったが、これといった被害もないうえに、盗人は逃走中に塀から落ちて死んだらしい
盗人について推論を重ねる人々に「そりゃ違いますやろう」と福田房次郎が語ったのは、あっと驚く真相だった
【第一話「長くなだらかな坂」】
時代ミステリの名手と言っても過言ではないだろう 伊吹 亜門先生の時代ミステリ
小学館の作品ページにある編集者からのコメントによると、謎解きに革新的な仕掛けが施しているらしい
そんなこと書かれたら気になって仕方がない! 読むしかない!
21日 単行本『そして誰かがいなくなる』下村 敦史 中央公論社
『闇に香る嘘』にて、第60回江戸川乱歩賞を受賞した 下村 敦史 先生の新刊
「何かが起こりそうな洋館を建てたいんだよ」
そんな思いで建てられた洋館のお披露目会
大雪の日に催され、和やかな雰囲気だった会は、次第に雲行きが怪しくなり――
悔しいけれど、この手のタイトルには強い引力があるので惹かれてしまう……
ほぼ反則技だろ……
公開されているあらすじからは分からないが、大雪の日ってことはおそらくクローズドサークルものになるのかな?
どうやらこの作品の舞台である館は、下村先生が実際に建てて住んでいるらしい……
21日 単行本『毒入り火刑法廷』榊林 銘 光文社
榊林 銘 先生の二作目の作品
箒に乗って空を飛び、黒猫に化け、他人の感情を操る魔女。
文明社会の秩序を守るため魔女を取り締まる司法 “火刑法廷”
飛行しなければ不可能な殺人事件。魔女の疑いをかけられた少女。
そして、被害者の義娘になるはずだったエリス。
エリスは知っていた。あの夜、何が起こったのかを……
デビュー作である前作は “十五秒後に死ぬ” という、奇抜な状況設定で書かれた短編集でしたが、今作は魔女が存在する世界でのミステリ
めちゃくちゃ面白そうなのに、kindleにオススメされるまで発売されることを知らなかった。
……光文社の刊行予定ってどこで見れるんだ?
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