月蝕島の信者たち / 渡辺優 ─ あらすじ・感想

書誌情報

発売日:2025/ 4/ 16  電子版あり
出版社:双葉社
予価 :¥1,980(税込)紙版 
判型 :四六判 単行本
ページ:328ページ

あらすじ

後藤は大学サークルの女友達・金子とネットで活動する新興宗教BFHを立ち上げ、大バズりした。礼拝施設を建設するためのクラファンツアーを実施し、岩手の無人島・月蝕島に重課金信者を集める。

上陸翌日、信者のYouTuberが首なし死体となって殺され、その後も次々と信者が殺されていく。犯人はいったい誰なのか? 船は3日後まで来ない。極限状態で信じるべき神の存在とは? そして最後は、誰も――。

『私雨邸の殺人に関する各人の視点』で話題となった探偵不在のクローズドサークル・ミステリー、再び!

双葉社
双葉社は「週刊大衆」、「漫画アクション」などの定期刊行物、コミック、書籍などを発行している総合出版社です。

感想

 密室殺人に死体消失、そしてクリスティーの「そして誰もいなくなった」のようにどんどん人が死んでいき、犯人の幅が狭まっていく展開にはワクワクさせられた。

 ただ、トリックに斬新さや新鮮味がなく、本格ミステリとしてイマイチだったのは個人的に残念でした。

 サスペンスミステリーとしては、なかなか楽しく読めました。

 探偵不在のため推理パートと言える部分がほぼなく、「推理部分でこんがらがるのでミステリは苦手」という人にでも読みやすい作品になっていると思います。

ミステリ
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うぐいすくん

読む本の9割がミステリと漫画
 
特に本格ミステリが好き
 
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