栞と嘘の季節(図書委員シリーズ 2)/米澤穂信 ─ あらすじ、感想

書誌情報

発売日:2025/ 6/ 20 電子版あり
     単行本 2022/ 11/ 4
出版社:集英社
予価 :¥990(税込)紙版 
判型 :文庫判
ページ:448ページ

あらすじ

猛毒の栞をめぐる、幾重もの嘘。

高校で図書委員を務める堀川次郎と松倉詩門。
ある放課後、図書室の返却本の中に押し花の栞が挟まっているのに気づく。
小さくかわいらしいその花は――猛毒のトリカブトだった。
持ち主を捜す中で、ふたりは校舎裏でトリカブトが栽培されているのを発見する。
そして、ついに男性教師が中毒で救急搬送されてしまった。
誰が教師を殺そうとしたのか。次は誰が狙われるのか……。
「その栞は自分のものだ」と嘘をついて近づいてきた同学年の女子・瀬野とともに、ふたりは真相を追う。
直木賞受賞第一作は、著者の原点とも言える青春ミステリ長編!

栞と噓の季節/米澤 穂信 | 集英社 ― SHUEISHA ―
ベストセラー『本と鍵の季節』(図書委員シリーズ) 待望の続編!直木賞受賞第一作猛毒の栞をめぐる、幾重もの嘘。高校で図書委員を務める堀川次郎と松倉詩門。ある放課後、図書室の返却本の中に押し花の栞が挟まっているのに気づく。小さくかわいらしいその

感想

図書委員シリーズの第2作目

前作のネタバレとなる部分は伏せられて書かれているが、メイン人物の堀川と松倉の関係性が分かったほうが面白いので、前作から読むことをオススメします。

シリーズ1作目↓

 

殺人未遂はあるのだが、いわゆる日常の謎と呼ばれるジャンル。

ここ数年はミステリに限らず”特殊設定”が流行りで派手なあらすじの作品が多い中、たった1枚の栞をきっかけに、予想だにしない方向に物語を広げていく作品は稀有で面白かった。

特に毒の噂が広まり、学校中が自分の食事に毒が入っているのではないかと疑心暗鬼になりパニックになる様は、主人公たちが栞を見つけてから、ずっと醸し出していた不穏な雰囲気もあってかなりゾクゾクした。

続編が読みたいので米澤先生書いてください。その前に【古典部シリーズ】書いてください。

 

実は単行本で買っていたのだけど、2年くらい積読にしてた。

でも、今月文庫化すると聞きつけて急いで読み始め、発売日の前日に何とか読み終えました。

後味はあまり良くないストーリーでしたが、確かな高揚感がありました。

ああ〜気持ちいい〜😚

ミステリ
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うぐいすくん

読む本の9割がミステリと漫画
 
特に本格ミステリが好き
 
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