9月発売 注目の国内ミステリ小説 2023

*紹介しているものは個人的に注目している作品です。
*発売される作品を網羅しているわけではありません。

先月、8月刊行はこちらから⇩
8月発売、注目の国内ミステリ小説 2023

新刊

9/13 単行本『ぎんなみ商店街の事件簿 Sister編/Brother編』井上真偽(小学館)

Sister編とBrother編の二冊同時発売。

読む順番は、小学館のページを見るにどちらからでもいいみたい。

Sister編では三姉妹、Brother編では四兄弟が探偵役を担い、
同じ事件を同じ手掛かりから謎解くが両方の推理が全く違うらしい。

本二冊で行う、変則的な多重解決ミステリになるのかな?

 1冊だけでも楽しめるようになっているらしいが、2冊読むことで明かされる真実があるらしいのでできれば合わせて読みたい。

書誌情報

*Sister編、Brother編 共通
発売日:紙版 2023 / 9 / 13  電子版 同日
出版社:小学館
予価 :¥1,540(税込)紙版 
判型 :四六判
ページ:256ページ 紙版

9/14 単行本・ノベルス『鵼の碑』京極夏彦(講談社)

鈍器になるでお馴染みの極厚本、〈百鬼夜行シリーズ〉の17年ぶりの最新作

このシリーズ一作目が講談社に持ち込まれたことが、メフィスト賞創設のきっかけになったこともあり、ミステリーファンには馴染み深いシリーズ。

単行本とノベルスを同時刊行。
ノベルス版の方が 1,500円ほど安いので、熱心なファンではない方はそちらがおすすめ。

書誌情報

発売日:紙版 2023 / 9 / 14  電子版 不明
出版社:講談社
予価 :単行本  ¥3,960(本体 3,600) 紙版
    ノベルス ¥2,420(本体 2,200) 紙版
判型 :単行本  ハードカバー
    ノベルス 新書
ページ単行本  1280ページ 紙版
    ノベルス  832ページ 紙版

9/21 単行本『あなたが誰かを殺した』東野圭吾(講談社)

〈ガリレオシリーズ〉と並ぶもう一つの代表シリーズ、〈加賀恭一郎シリーズ〉の最新作

既視感のあるタイトルだけでシリーズファンは興奮してしまうでしょう。

今作では、犯人当てでも、動機当てでもない、新たな推理戦らしいが果たして!?

東野圭吾先生は、ほとんどの作品を電子書籍化していないので、この本も電子版はないと思われます。

書誌情報

発売日:紙版 2023 / 9 / 21  電子版 不明
出版社:講談社
予価 :¥1,980(本体 1,800)紙版 
判型 :四六変判
ページ:320ページ 紙版

9/21 単行本『777 トリプルセブン』伊坂幸太郎(KADOKAWA)

2年ぶりの完全書下ろし。

〈殺し屋シリーズ〉の最新作。

『マリアビートル』に登場した世界一不運な殺し屋が、今度は東京の高級ホテルで騒動に巻き込まれる!?

〈殺し屋シリーズ〉の前3作の電子版は、合本になっててお得に購入できるので、新作刊行を機にシリーズを読もうと思っている方は合本版がおすすめ。

書誌情報

発売日:紙版 2023 / 9 / 21  電子版 同日
出版社:KADOKAWA
予価 :¥1,870(本体 1,700)紙版 
判型 :四六判
ページ:296ページ 紙版

9/21 単行本『でぃすぺる』今村昌弘(文藝春秋)

〈屍人荘の殺人シリーズ〉でお馴染み、今村昌弘先生の最新作。

今村先生初のシリーズではない作品です!!
(まあ、この作品がシリーズ化する可能性もあるんだけれどね)

正直、〈屍人荘の殺人シリーズ〉の新作じゃないのかよ。
と、思っていたけれども、今村先生の新境地、気になる。

書誌情報

発売日:紙版 2023 / 9 / 21  電子版 同日
出版社:文藝春秋
予価 :¥1,980(本体 1,800)紙版 
判型 :四六判 上製 上製カバー装
ページ:440ページ 紙版

9/21 単行本『午後のチャイムが鳴るまでは』阿津川辰海(実業之日本社)

今、最も乗りに乗っているミステリ作家であろう。阿津川辰海先生の最新作。

学園青春ミステリ。ジャンルは日常の謎になるのかな?

阿津川先生は特殊設定を使ったミステリが得意な作家というイメージがあるので、先生が日常の謎をどう描くか楽しみ。

書誌情報

発売日:紙版 2023 / 9 / 21  電子版 同日
出版社:実業之日本社
予価 :¥1,870(本体 1,700)紙版 
判型 :四六判並製
ページ:368ページ 紙版

9/26 単行本『エレファントヘッド』白井智之(KADOKAWA)

昨年刊行した『名探偵のいけにえー人民教会殺人事件ー』が、2023年本格ミステリ大賞を受賞。
年末のミステリランキングでは、本格ミステリベスト10で1位。他の3つのランキングでも、2位、2位、4位と高評価。

ミステリファンが待ちに待った、白井智之先生の最新作がついに刊行!

白井先生と言えばグロと多重解決だが、今作もしっかりと多重解決ミステリらしい。
グロのほうは最近の作品だと控えめだったが、今作では謎の薬がキーになり、精神科医が人知を超えた殺人事件に巻き込まれていく、と言うあらすじなのでグロテスクになりそうな要素はある。

書誌情報

発売日:紙版 2023 / 9 / 26  電子版 不明
出版社:KADOKAWA
予価 :¥2,145(本体 1,950)紙版 
判型 :四六変形判
ページ:320ページ 紙版

文庫化作品

9/15 『忌名の如き贄るもの』三津田信三(講談社)

〈刀城言耶シリーズ〉の11作目
2021年 7月29日に刊行されたものの文庫化

2021年 週刊文春ミステリーベスト10 10位

2022年 ミステリが読みたい! 6位
2022年 このミステリーがすごい!ベスト10 7位
2022年 本格ミステリベスト10 8位

書誌情報

発売日:紙版 2023 / 9 / 15  電子版 同日
出版社:講談社
予価 :¥1,111(本体 1,010)紙版 
判型 :文庫判
ページ:560ページ 紙版

9/22 『遠い唇 北村薫自選 日常の謎作品集』北村薫(KADOKAWA)

日常の謎の名手、北村薫先生の〈日常の謎〉短編集。

2016年 9月30日に単行本が刊行。
2019年 11月21日に文庫化したものが刊行。

この本はその文庫化した本に、短編を2編収録したものです。

旧文庫本はタイトルが『遠い唇』のみなので、新文庫本が欲しい方はタイトルの最後に〈北村薫自選 日常の謎作品集〉が付いているかしっかり確認しましょう。

短編が2編収録された分なのか、旧版よりも少しだけ値段が高くなっています。

2016年 週刊文春ミステリーベスト10 15位

2017年 本格ミステリベスト10 22位
2017年 このミステリーがすごい!ベスト10 25位

書誌情報

発売日:紙版 2023 / 9 / 22  電子版 不明
出版社:KADOKAWA
予価 :¥858(本体 780)紙版 
判型 :文庫判
ページ:288ページ 紙版

9/29 『時空旅行者の砂時計』方丈貴恵(東京創元社)

方丈貴恵先生のデビュー作。

タイムトラベル × 本格ミステリ の特殊設定

2019年 第29回鮎川哲也賞 受賞

2019年 週刊文春ミステリーベスト10 15位

2020年 本格ミステリベスト10 7位
2020年 このミステリーがすごい!ベスト10 22位

書誌情報

発売日:紙版 2023 / 9 / 29  電子版 同日
出版社:東京創元社
予価 :¥902(本体 820)紙版 
判型 :文庫判
ページ:384ページ 紙版

 

他にも気になったものがあれば、随時更新します。

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うぐいすくん

読む本の9割がミステリと漫画
 
特に本格ミステリが好き
 
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