電報予告殺人事件 / 岡本好貴 ─ あらすじ、感想

書誌情報

発売日:2025/ 5/ 30  電子版あり
出版社:東京創元社
予価 :¥2,310(税込)紙版 
判型 :四六判上製 単行本
ページ:384ページ

あらすじ

ヴィクトリア朝ロンドン郊外の電信局で起きた密室殺人。疑われた青年を救う為、電信士ローラが己の知識と技能を駆使して見えない犯人を追う。

電報予告殺人事件 - 岡本好貴|東京創元社
電報予告殺人事件 ヴィクトリア朝ロンドン郊外の電信局で起きた密室殺人。疑われた青年を救う為、電信士ローラが己の知識と技能を駆使して見えない犯人を追う。第33回鮎川哲也賞受賞第一作。

感想

個人的に海外を舞台にした作品、特に現在じゃない1900年以前の時代が舞台の小説ってなぜか苦手で、読むペースがかなり落ちるのだけど、本作は読みやすくて助かった。
それでもかなり時間はかかったけど。

密室殺人から始まり、電報で予告された人物が次々と殺されるが被害者は電信士という共通点しか見つからず、さらに詐欺事件まで絡んできて……
と、犯人が企てた事件の全体像がつかめない展開には非常にわくわくさせられた。

ただ、犯人や密室の謎、主人公ローラの恋路などはありがちな展開で予想を裏切ってくれなかったのは残念だったが、アリバイトリックは凄く良く出来ていて、これには舌を巻きました。

20日間というタイムリミットの必要性や、
盗聴者の掴んだ情報が掴んだ、電報を使って連絡する必要性のないものの様に思える事など、
細かいところは気になるが、楽しく読めた。

とにかくアリバイトリック。これが良かったに尽きる

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うぐいすくん

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