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あらすじ
テレビ番組「推理闘技場」
番組の出演者は読み上げられるミステリ小説の犯人が分かった時点で解答ボタンを押し、
探偵役となって推理を披露する。
その推理が最後の解答編と同じであれば賞金を獲得できる。
その金額はキャリーオーバーも合わせて、なんと20億!
過去9回の放送では誰一人として正答にはたどり着けなかったが、
しかし、記念すべき第10回目の今回、集められたのはミステリーオタクの猛者たち。
果たして、彼らの中から真実を見抜けるものは現れるのか?
感想
ミステリ小説の中で一番面白いのは、謎が明らかになる解答編でしょう。
ミステリ作品では出題編と解答編では、どうしても出題編の割合が多くなってしまうが、しかし、この作品は設定を巧く作ることでその割合をぶっ壊している!
さらに、この設定であれば序盤に解答編をもってくることも可能で、約400ページのこの小説で最初の解答編が始まるのは、なんと42ページ目(文庫版)!
次々と明らかになっていく事実から、新たな探偵役が次々に推理を繰り出していくので、ページをめくる手が止まりません。
多重解決ミステリの傑作、ぜひ読んでください!
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